オーガニック製品の生産、販売量は世界的に見ても確実に伸びています。
その中でも、コスメティクスは、ナチュラルな製品への需要がここ数年で急激に伸びています。
日本では、コスメのオーガニックの表示法制度はなく、消費者の需要が増えることにより、「オーガニック」や「ナチュラル」「自然派」などという言葉が濫用され、更には海外からの「オーガニック」や「ナチュラル」と称する製品の輸入も増加していますが、その表示も多様でありオーガニックを求める消費者がその製品を選択することが難しい状態になっています。
このような背景のもと、JONAは1993年から続くオーガニック食品の認証実績に基づき、オーガニックコスメ認証基準を策定しました。
■JONAオーガニックコスメ認証基準の主な目的■
〇オーガニックコスメを求める消費者が選択しやすい環境を整えること
〇オーガニックの農畜水産物の生産を促進し、環境負荷の低減に寄与すること
〇人々の持続可能な生活スタイルの普及に寄与すること
基準の特徴は
・有機加工食品の考え方がベース
・2段階の表示区分( オーガニック/メイドウィズオーガニック)
・有機原料の使用を重視
・海外基準認証原料の使用も可能
・最終製品の安全性を確認する目的での動物実験は、認めない
製造の原則は
・有機農畜水産物や環境に配慮した資源(鉱物等)を用いて製造すること
・石油由来原料、合成着色料、合成香料の使用は認めない
・動物由来原料使用可。ただし、食品の副産物由来であること
・組換えDNA技術、ナノ技術、内分泌撹乱作用が疑われるもの、放射線照射は認めない
その他、製造工程、原料の条件、認証取得までの手続きについては、以下「ご案内」を参照ください。
■JONAオーガニックコスメ認証パンフレット.pdf
お問い合わせは、JONA事務局 清水まで。