JONAはオーガニックを広げたい
JONAは、正式名称を特定非営利活動法人
日本オーガニックアンドナチュラルフーズ協会(Japan Organic & Natural Foods Association)といいます。
略して「JONA:ジョナ」と呼びます。
1993年の設立以来、日本でのオーガニックの普及を目指し、様々な活動と認証業務に取り組んできました。その間には、国際的なオーガニック栽培基準であるコーデックス規格(1999年1月) の発効、国内における有機JAS制度(2000年8月) のスタート、そして有機農業推進法(2006年12月) の制定など、大きな出来事が幾つかありました。
現在、JONAのイメージといえば、「日本で最初のオーガニック認証団体」あるいは「厳格な検査をする登録認証機関」というのが一般的ですが、常に私たちが考えているのは「いかにオーガニックを広げるか」の一点です。
最新の科学は、オーガニックの優位性をあらゆる角度から明らかにしつつあります。一方、日本には、いにしえから自然と共生する素晴らしい知恵がたくさんあります。この両者を融合すること、つまりは古きをたずねて新しきを知る『温故知新』こそが、日本でオーガニックを促進する鍵だと思うのです。
日々の暮らしをオーガニックで満たしていく――この目標を達成するためには、みんなで力を合わせて行動しなくてはなりません。JONAはそのためのNPO法人です。あなたもぜひJONAのメンバーとして活動に参加してください。団体・個人は問いません。JONAの目的にご賛同いただき、ご入会ください!
理念
国際的なオーガニックに関する動向を踏まえ、日本の気候風土に合ったオーガニックの促進に努めます。
自然循環機能を活用した有機農畜水産業を継続的に発展させるため、
各種普及活動と認証業務に取り組みます。
特徴
- IFOAM(国際有機農業運動連盟) の一員として、世界のオーガニック運動に参加しています。
- 国内外の政府機関、認証団体、有機農業者団体、自然食推進団体、環境保護団体、消費者団体など、幅広い団体・個人と連携し、オーガニック運動を推進しています。
- 日本国内で最初にオーガニック認証活動を開始した民間団体であり、認証件数は毎年600件を超えています。
- いかなる事業体とも利害関係を持たない第三者認証機関として、有機JAS制度に基づく登録認証機関になっています。また、国内の有機認証団体としては、IFOAMの認定(Accredit) を受けている唯一の機関です。
- EU、カナダの制度に基づく有機認証団体として、それぞれの政府機関に登録しています。
活動の推移
JONA(日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会)は、1993年の設立時から、
有機運動体として、また独立した第三者の認証団体として、国内有機農業の発展に努めています。
- 1993年
- 任意団体の認証機関として活動を開始
- 1997年
- IFOAM基準に適合するように JONAの有機基準と認証プログラムを体系的に整備し、本格的活動を開始
- 1999年
- 任意団体のJONAをNPO法人に組織変更
- 2000年
- IFOAM Accreditationの認証取得
- 2003年
- ISO/IECガイド65の認証取得
- 2006年3月
- 改正有機JAS制度に基づくJAS業務を開始
- 2007年
- JONA有機農業実験農場・親子教室開始・次代の農を考える会開始
- 2009年9月
- カナダ有機制度(COR)の認証機関として認可取得
- 2010年4月
- アメリカ合衆国有機制度(NOP)の認証機関として認可取得(認証を休止中)
- 2010年6月
- 同等性に基づきEUへの有機食品輸出のための「検査証明書(certification of inspection)」発行業務を開始
- 2011年
- JONAオーガニック繊維トレース認証業務開始
- 2012年
- JONAオーガニックコスメティクス認証業務開始
- 2012年7月
- 同等性に基づきスイスへの有機食品輸出のための「検査証明書(certification of inspection)」発行業務を開始
- 2014年1月
- 同等性に基づき米国への有機食品輸出のための「輸入証明書(Import certificate)」発行業務を開始
- 2014年5月
- スイス有機制度(Organic Farming Ordinance)の認証機関として認可取得
- 2014年6月
- 中国-中緑華夏有機食品発展中心(COFCC)と業務提携
- 2020年2月
- GLOBALG.A.P.認証機関として認定
- 2020年3月
- JASレストラン認証機関として認定