「オーガニック牛乳」の認定、JAS法に基づく認定の種類でいうと「有機畜産物の生産行程管理者」といいます。JONAでは初めてのことです!

認定事業者は、群馬県嬬恋村にある松本牧場です。そのため北海道などのように土地に恵まれていない環境のため大変な苦労をされたそうです。申請の準備を始めてから約5年かけての認定取得です。

オーガニック牛乳と表示するためには、有機畜産物の日本農林規格で定めた要件を満たすことが求められます。
では、有機畜産とはそもそも何なのでしょうか?単に有機栽培された草や穀物を食べただけの家畜ではありません。
有機的な畜産とは、土地、植物及び家畜の間に調和のとれた関係を構築し、家畜の生理学的要求や行動学的要求に配慮すること(動物福祉あるいはアニマルウェルフェアといいます。)です。つまり、オーガニックでバランスの良い食事、快適な環境の中で運動をさせて健全に家畜達を育てることなのです。
詳しくは、有機畜産物の日本農林規格を参照下さい。

松本牧場の写真

松本牧場の製品直売店「牛乳屋」HPより引用

生乳(※1)ベースでの一般の国産生乳生産量に対する割合は0.03%(※2)と、貴重なオーガニック牛乳。見つけたら、健全に育った牛のこと、大切に育てた生産者のことを想像しながら味わって下さい。
※1 生乳(せいにゅう)とは、絞ったままで加工を行っていない乳のこと。牛乳や乳製品の原料となる。
※2  JONA調べ。H21年度格付実績、H21年度家畜統計より。

製品の問い合わせは、松本牧場のオーガニック牛乳を加工販売している㈱タカハシ乳業へお願いします。
連絡先:027-253-3383 担当:高橋忍


松本牧場からのお願いがあります。見学を希望される方もあると思いますが、口蹄疫の感染の予防のため、現在、一般の見学は受け入れていないとのことです。ご協力下さい。